★ 我が子に「エサ」を与えない!

最近は、よく電車の中で「食べさせている」親を見かけます。電車やバスのような公共交通、駅やデパート等は、公共の場、です。少なくとも、「自宅」ではないことはわかっていただけますね。

そういう自宅から「一歩外に出た場所」は、人の目のある場所であり、本来、神経や感覚を弛緩させてくつろぐところではありません。そういう意味では、常にまわりを気にしているべきところ、なんですね。

そういう「私」ではなく「公」の場所では、子どもに「食べ物」を与えないようにしましょう。静かにしてほしいから、黙らせたいから、という理由だと思いますが、ベビーカーに乗った子どもがグズグズいうと、さっとママバッグから取り出したグミやちっちゃなビスケット状のものを口に放り込む・・・外野の目で見ていると、それはまるで動物にエサをやっているように見えてしかたがありません。

ピクニックに出かけて、公園で楽しくおやつをいただく、というのは素敵ですが、少なくとも、電車やバスという乗り物の中で、頻繁に食べ物を口に放り込んだり、手にお菓子の袋を持たせたりしている光景は、あまりにも品がありません。
 しかし、習慣とは不思議なもので・・・それが当たり前になってしまうと、もう自分達の姿を顧みることはなくなってしまうのです。

公共の場で食べることを許す(むしろ、親がいかなる理由があったとしても、率先して与える)生活をしてしまうと、間違いなく、その子は成長した時には、電車の中で平気でパンやおにぎりを食べ、必死に鏡を出してファンデーションを塗り、マスカラを塗り、アイラインをひく子になっていきますよ。