★ キャラクターのお洋服はご法度です!

男の子はヒーローもの、女の子はお姫様もの・・・いつの時代も子どもは「あこがれ」を持ってアニメや物語の登場人物を眺めます。極々自然なことですね。私が子どもの頃は、男の子は鉄腕アトムやウルトラマンなどで勧善懲悪の心を育てましたし、女の子は、魔法使いサリーやひみつのアッコちゃんなどで、わくわくしたものです。ですから、そういうものを少しでも身近に感じていたいという思いから、いつの時代も、子ども達はキャラクターのものを持ったり、着たりしたがるでしょう。

けれど。昔から、名門の私立幼稚園、私立小学校では、キャラクターものは禁止です。
その理由は、衣食住を含めた生活全般を「遊び」と混同しないこと、真摯に暮らすこと、流行に流されることは人としての格を下げること・・・こういう理由からであると私は解釈をしてきました。
 もちろん、そうは言っても、そんなことが理解できない子ども達は、あこがれのキャラクターものを持ったり着たりするチャンスを与えられない自分はとても不幸だ・・・と感じることでしょう。
 ですから、どうぞ、キャラクターものを楽しむのはご家庭で!ちょっとおすましをしたお出かけの装いの時には、キャラクターものを身に着けない、持たない、という習慣にしましょう。それを幼い頃から決まり、お約束にしてしまうと、従えるものです。

我が家の息子は、とてもヒーローが好きで、心の底からあこがれていました。自分の世界に浸ることのできる息子は、よく一人で「トーッ!ヤー!」などと、真剣な面持ちで見えない!敵と戦っていました。けれど、そのヒーローの剣で遊ぶことはできても、スニーカーやTシャツは、「ぼくのおうちでは買っちゃダメなもの」というふうに理解してそうです。
 娘は、お姫様の絵のついたキュッキュとなる庭履きのようなサンダルは、おばあちゃまのおうちのお庭でしか履けない、と思っていたようです。このように、「我が家の決まりごと」のように習慣づけることが大事です。
キャラクターは禁止!これでは、あまりにかわいそうですね。ですから、きちんとした「決まり」を作りましょう。